次回の選挙に出馬する予定の青年が来社した。
挨拶を兼ねながら町内を廻っているのだった。
彼は前回の選挙で現職と一騎打ちとなり、わずかの僅差で敗北した。
しかしあきらめることなく、落選直後に再チャレンジを宣言。
これまで地道に政治活動を行っていることを耳にはしていた。
今日のわずか1分満たない挨拶の中でも「今度こそ」という不屈の信念を感じられ、
まるで杜牧の詩だな、と思った。
勝敗は 兵家(へいか)もこと期せず
羞(はじ)を包み恥を忍ぶは これ男児
江東の子弟 才俊(さいしゅん)多し
捲土重来(けんどちょうらい) 未だ知るべからず
勝敗は戦士の常、必ず勝つわけではない。
負け戦の恥辱に耐えるのも男の姿だ。
江東の若者たちは秀でた力量の者が多くいる。
再起を計って勢力を盛り返す機会があるはずだ。
・・・劉邦との戦に負けて追い込まれたときの項羽に対し
故郷に帰って仲間とともに再起をはかろうと促した同志の言葉だ。
経営をやっていても何度も失敗したり、ライバルとの競争に負けることがある。
だからこそメげず、挫けず、明るくふるまう彼の態度は
政治の事は抜きにしても、とても立派に映る。
株式会社ヨコカワ 横川英士
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