ショーケンこと萩原健一が亡くなった。
高校生のとき、憧れたスターだった。
レコードも何枚か買って聞いていた。
ダメな男が、時には甘えたり、噛みついたりする姿勢が
気弱な少年には、カッコよく見えたものだった。
最近はすっかりカドがとれて
いい歳の取り方をしているなあと感心していた。
昨年、六本木のビルボード東京でライブを久しぶりに演る、と知ったが
開催日が「友引」を絡んでいなかった。
友引は葬儀屋の休みである。
気にしなければ行けたのだが
こういうときに限って、現場が火の車になることが多く、
泣く泣く流れてしまった経験もあったので
次回の開催に期待することにした。
しかし、これで永久にショーケンの歌う姿は見れなくなってしまったのである。
今朝、訃報を聞いたときに
「あのとき、やっぱり観にいっておけばよかった・・・」と地団駄を踏んだ。
辰(とき)なるかな辰 なんぞ来たることの遅くして
去ることの速(すみ)やかなるや 君子これに競わんか
好機といものは、待ちくたびれたときにやってきて
来たかと思うと、さっさと去っていく。諸君よ、取り逃がさぬようにしようぞ
揚子(ようし)が二千年も前からそう忠告していたにも関わらずである。
とはいえ、自分の失態を悔やむことよりも
名優で歌手だった、われらがショーケン、萩原健一氏のご冥福を祈りたい。
株式会社ヨコカワ 横川英士
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