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【社長コラム130】国破れて山河あり ~近所のスーパーの閉店ショック~

近所のスーパーが閉店する告知がでた。「ブルータス、お前もか」と嘆かわしくなるくらい、ここ1年で自宅近所のスーパー、ドラッグストアーが次々と閉店した。とくに昨年末に解体して、姿形も無くなってしまった百貨店は、解体される姿が惨たらしく見えてしま...

【社長コラム129】衆人は分陰を惜しむべし ~時間を仕事に費やすのは悪か?~

人には長所と短所があり、能力にも優劣がある。それは生まれながら身についていることが多い。また、環境も人の才能に大きな影響を与える。才能も環境も天から与えられたもので、自分ではいかんしがたい「宿命」なのだ。ただ天が万人に平等に与るものがある。...

【社長コラム128】水、清ければ即ち魚なし ~あえて情に身を任せる~

昨日のBlogで、「止水に鑑みる・・・」という故事をとって、情に流されることなく、冷徹な判断が経営者には必要だ、と書いたが、そればかりでは、人事の経営が成り立たないのも事実だ。水至って清ければ即ち魚(うお)なく、人至って察(さつ)なれば即ち...

【社長コラム127】止水に鑑みる ~人事への決断~

情に棹させば流される・・・と夏目漱石が言うように、経営において、とくに人事においては、つい情にとらわれやすい。しかしそれでは正しい判断ができす、いずれ組織に憂いを残す。人は流水に鑑みるなくして、止水に鑑みる流れる水は姿を映し出すことができな...

【社長コラム126】勢に求めて人に責めず ~葬儀社のマーケティング~

インターネットは消費者の購買行動を劇的に変化させたのはご存知のとおりだ。ほしい物があれば、スマホで検索して比較し、価格・サービスを検討のうえ購入に至る。自宅から一歩もでないで翌日には商品を手にすることができる。口コミや星の数から評価を査定し...

【社長コラム125】三十六計、走るを上計と為す ~経営と現場の狭間に~

隣接している街に鉄道会社がオーナーの葬儀場があった。県東部にも大きな式場を有し、そこそこ稼働はしている、とは聞いていたが、この度、大手互助会に売却するという噂を聞いた。決して資金繰りに困っているわけではないだろう。規模縮小、単価下落が続く葬...

【社長コラム124】道、天、地、将、法 ~事業は慎重に計れ~

今日はある「貸し式場」を見学させてもらった。葬儀場には葬儀社が保有する「自社式場」と使用料さえ払えば利用できる「貸し式場」がある(公営斎場の式場もこれに当てはまる)。互助会のような大きい会社は、集めた会員の積立金を資金に、次々と式場を建てて...

【社長コラム123】父母の年は知らざるべからず ~当たり前に感謝する~

今日はある社長さんと同行する機会があった。そこで「親父さんは元気になったかい?」と声をかけられた。数年前に父は大病を患い、大きな手術をした。風貌も変わったので、周囲からは心配されたりもしたが、今ではゴルフもできるくらい体力は回復した。「ええ...

【社長コラム122】自分で薪を割れ、二重に温まる~自分への生産性をあげる~

「生産性」という言葉が叫ばれて久しい。マーケットが縮小する今、下山経営の操舵の要だ。徹底的な合理性を追求するとき、フォード生産方式を生み出した自動車王ヘンリー・フォードの逸話を思い出す。大富豪でありながら、畑の中に建てた小さい家に住んでいた...

【社長コラム121】一以って之れを貫く ~地元の本屋さんのこと~

このBlogでも記事を掲載させてもらっている、忍書房の大井店主。行田の老舗書店として、自分の祖父の代からのお付き合いなのだが、この度、出版業界の新聞一面に紹介されていた。大井さんは、出版社に勤めながら、家業の書店業を営んでいる。だが、新聞記...