【社長コラム】令するに文を以ってし 斉うるに武を以ってす

事前の相談のときは儀式を一切行わず火葬だけで済ませたい、という話だった。しかしいざ葬儀が発生すると「やはりお坊さんに拝んでもらいたい」ということになり1日葬であるがセレモニーを行うことになった。「弔いたい」という気持ちは誰しももっている。そ...

【社長コラム】孫たちに“死にざま”を見せる

樹木希林が亡くなったとき本木雅弘が「樹木さんは家族に『自然に朽ちていきたい』と常々言っていた。自宅で孫たちに“死にざま”を見せるのが願いでした」と答えていた。そのとき「死にざま」という言葉が耳に残った。自分たち葬儀の仕事に携わる人間は常に人...

【社長コラム】富貴も淫するに能わず

カルロス・ゴーン被告が10億円の保釈保証金を納め、釈放された。瀕死の日産をV字回復したカリスマ経営者のわりには作業服に変装し作業車に乗り込むという脱出劇は稚拙だった。巨額の報酬隠しの真偽は別にして彼はどうしてこうなってしまたのか。会社を経営...

【社長コラム】捲土重来、未だ知るべからず

次回の選挙に出馬する予定の青年が来社した。挨拶を兼ねながら町内を廻っているのだった。彼は前回の選挙で現職と一騎打ちとなり、わずかの僅差で敗北した。しかしあきらめることなく、落選直後に再チャレンジを宣言。これまで地道に政治活動を行っていること...

【社長コラム】企業は人なり

バイトテロと言われる動画を目にするようになった。このような不適切なことが行われる原因の一つに職場に正規社員が不在でアルバイトに任せっきりになっているからだと言う。人手不足にうえ生産性を高めるため、全国的にそのような職場が増えていることは事実...

【社長コラム】当社は人をつくっています

スマホで「家族葬」とか「〇〇斎場」とか検索すると最初に葬儀社紹介業者のサイトが数件あがってくる。彼らは数千万円の広告を投じて、検索上位の座を奪い合っているのだがその甲斐あって全国的に受注を伸ばしている。だがあくまでも葬儀社「紹介」なので、実...

【社長コラム】高きを好み 陽を貴ぶ

葬祭業のビジネスモデルは、10年で大きく変化した。資本力を持ち、式場を次々と開発展開しながら、同業他社を吸収、傘下にしておく大手が市場を寡占化してく模様だ。一方で、インターネットやスマホの普及に伴い葬儀ではなくITの知識を駆使したボーダーレ...

【社長コラム】かなしみは いつも噛みしめていなくてはならない

取引している業者の店主さんがお亡くなり会社の代表としてお通夜に参列してきた。いつも納品してくれていたときの愛想のいい顔が遺影になり真面目で仕事に真摯だった姿を思いだすと早かった逝去に胸が痛む。施行業者として参列者を案内していた当社の女性スタ...

【社長コラム】正をもって合い 奇をもって勝つ

人の命が一つしかないように葬儀も人それぞれ、1件1件施行のカタチは違う。そのため遺族に寄り添う現場のディレクターは予想だにしない変化や、急きょの判断に迫られることになる。本日の告別式でもそのような場面がおきた。予定では参列者は家族だけでお通...

【社長コラム】世に伯楽あり 然る後に名馬あり

今日は会議の日だった。当社は毎月2回、定期的に開催している。それぞれ会議体の趣旨が違うのだが今日のは主に営業、つまり現場の議題が中心だ。会議ではいくつかある企画、プロジェクトに対し、スタッフ一人一人が任されて議題にあげてくる。精度の高低の違...