【社長コラム133】管を以て天を窺う ~視野を広げて変化を促せ~

不祝儀産業・・・葬儀、仏壇、墓石、寺院といった業界をくくる言葉だ。最近は〝エンディング産業〟とカッコよく自己発信しているが、意味は同じだ。さて、そんな「同じ沼」に棲息している者同士と話していると、この閉ざされた業界にドップリ浸かっていて将来...

【社長コラム132】人を恃むは自ら恃むにしかず~杜子春の気持ち~

仕事上でちょっとしたトラブルが起きた。数年前にA社に依頼した〝商品〟に不備があることを指摘された。その〝商品〟は当社がB社に作らせたものを参考にとA社に依頼した経緯がある。不備を指摘されたので、その対処をA社に問い合わせたところ、B社へ問い...

【社長コラム131】自己管理による目標管理こそマネジメントの哲学 ~鬼速!PDCA~

予習と復習。子供の頃、勉強ではこれが大切なんだそ、ということは耳にタコができるくらい聞かされた。確かに、授業でホイホイ挙手して答えられるヤツは、当時売られていた、教科書の解説書を事前に目を通していたようだった。そしてテストで間違った箇所は、...

【社長コラム130】国破れて山河あり ~近所のスーパーの閉店ショック~

近所のスーパーが閉店する告知がでた。「ブルータス、お前もか」と嘆かわしくなるくらい、ここ1年で自宅近所のスーパー、ドラッグストアーが次々と閉店した。とくに昨年末に解体して、姿形も無くなってしまった百貨店は、解体される姿が惨たらしく見えてしま...

【社長コラム129】衆人は分陰を惜しむべし ~時間を仕事に費やすのは悪か?~

人には長所と短所があり、能力にも優劣がある。それは生まれながら身についていることが多い。また、環境も人の才能に大きな影響を与える。才能も環境も天から与えられたもので、自分ではいかんしがたい「宿命」なのだ。ただ天が万人に平等に与るものがある。...

【社長コラム128】水、清ければ即ち魚なし ~あえて情に身を任せる~

昨日のBlogで、「止水に鑑みる・・・」という故事をとって、情に流されることなく、冷徹な判断が経営者には必要だ、と書いたが、そればかりでは、人事の経営が成り立たないのも事実だ。水至って清ければ即ち魚(うお)なく、人至って察(さつ)なれば即ち...

【社長コラム127】止水に鑑みる ~人事への決断~

情に棹させば流される・・・と夏目漱石が言うように、経営において、とくに人事においては、つい情にとらわれやすい。しかしそれでは正しい判断ができす、いずれ組織に憂いを残す。人は流水に鑑みるなくして、止水に鑑みる流れる水は姿を映し出すことができな...

【社長コラム126】勢に求めて人に責めず ~葬儀社のマーケティング~

インターネットは消費者の購買行動を劇的に変化させたのはご存知のとおりだ。ほしい物があれば、スマホで検索して比較し、価格・サービスを検討のうえ購入に至る。自宅から一歩もでないで翌日には商品を手にすることができる。口コミや星の数から評価を査定し...

【社長コラム125】三十六計、走るを上計と為す ~経営と現場の狭間に~

隣接している街に鉄道会社がオーナーの葬儀場があった。県東部にも大きな式場を有し、そこそこ稼働はしている、とは聞いていたが、この度、大手互助会に売却するという噂を聞いた。決して資金繰りに困っているわけではないだろう。規模縮小、単価下落が続く葬...

【社長コラム124】道、天、地、将、法 ~事業は慎重に計れ~

今日はある「貸し式場」を見学させてもらった。葬儀場には葬儀社が保有する「自社式場」と使用料さえ払えば利用できる「貸し式場」がある(公営斎場の式場もこれに当てはまる)。互助会のような大きい会社は、集めた会員の積立金を資金に、次々と式場を建てて...