【社長コラム123】父母の年は知らざるべからず ~当たり前に感謝する~

今日はある社長さんと同行する機会があった。そこで「親父さんは元気になったかい?」と声をかけられた。数年前に父は大病を患い、大きな手術をした。風貌も変わったので、周囲からは心配されたりもしたが、今ではゴルフもできるくらい体力は回復した。「ええ...

【社長コラム122】自分で薪を割れ、二重に温まる~自分への生産性をあげる~

「生産性」という言葉が叫ばれて久しい。マーケットが縮小する今、下山経営の操舵の要だ。徹底的な合理性を追求するとき、フォード生産方式を生み出した自動車王ヘンリー・フォードの逸話を思い出す。大富豪でありながら、畑の中に建てた小さい家に住んでいた...

【社長コラム121】一以って之れを貫く ~地元の本屋さんのこと~

このBlogでも記事を掲載させてもらっている、忍書房の大井店主。行田の老舗書店として、自分の祖父の代からのお付き合いなのだが、この度、出版業界の新聞一面に紹介されていた。大井さんは、出版社に勤めながら、家業の書店業を営んでいる。だが、新聞記...

【社長コラム120】得意淡然、失意泰然 ~失意や不安に挫けない~

最近、同業の経営者と話していて同調することがある。死亡者数は増加しているものの、葬儀費用の単価と営業利益はかなり下降している、ということだ。俯瞰してみると、首都圏を中心に葬儀業界市場は成熟してしまっている。これまでの成長を支えてきた主力事業...

【社長コラム119】鍋の中のカエル ~たとえ薄情と言われようとも~

「鍋の中のカエル」という例え話がある。水をはった鍋の中にカエルをいれておく。強火で急激に熱すると、熱湯に驚いたカエルは飛び出すが、鍋の中の水をゆっくり、徐々に熱していくと、カエルは気づかず、湯で上がって死んでしまう。これは「急激な変化には敏...

【社長コラム118】民の司命、国家安危の主 ~経営者の責任~

「司命」とは星の名で、中国では人間の寿命をつかさどる天神として祭祀の対象にされていた。孫子は戦上手な名将のことをそこまでに喩え、国の存亡を左右する「主」とまで言った。兵を知る将は、民の司命、国家安危の主なりつまりそれだけの責任と任務を担って...

【社長コラム117】プロの条件とは ~今日の葬儀で思う~

今日、お葬式の会場にお坊さんが来なかった現場があった。その葬儀は事情により先に火葬してから、お寺で葬儀をあげることを家族が希望していた。しかし火葬前に何としても読経をあげなくてはいけない、という住職の指導があったので、家族だけでお見送りする...

【社長コラム116】慮らずんば、なんぞ獲ん~素晴らしい葬儀社の社長たち~

経営計画を立てる合宿に参加してきた。3日間、同業の経営者とともにホテルにカンヅメの日程だった。数字オンチの自分にはかなりしんどく、集中力を要したので、仕上がったときにはものすごい疲労感があった。今回の経営計画は10年先の事業戦略と財務計画の...

【社長コラム115】礼に非ざれば ~お客を切り捨てる勇気~

お葬式を請け負うにあたり、どんな事情があろうとお断りすることはない。大切な人を喪って、不安と悲しみに陥っているときに、当社を指名して頂けるのである。その信頼にしっかり応えるように、スタッフ一同努めている。経済的に苦しい方でもどのようなカタチ...

【社長コラム114】僕ら葬儀屋は『傘』やな ~職業蔑視に負けない~

警察の刑事さんから、市内の葬儀屋に、いたずら電話が廻っているからという連絡を頂いた。「家族が亡くなった」という連絡が入り、自宅へ伺うとまったくのデマかせ。訪問された家も当惑する。そのお宅への嫌がらせである。ご近所トラブル、または金融トラブル...