葬祭業のビジネスモデルは、10年で大きく変化した。
資本力を持ち、式場を次々と開発展開しながら、
同業他社を吸収、傘下にしておく大手が市場を寡占化してく模様だ。
一方で、インターネットやスマホの普及に伴い
葬儀ではなくITの知識を駆使したボーダーレス網の王者が
2位以下との距離をどんどん空けていく。
新しい年号になれば、この2つの市場、「地上戦」と「空中戦」の勝者はハッキリするだろう。
これは葬祭業の構造が変わったのでなく
葬儀をとりまく社会環境が変わり、ビジネスモデルが伴って変化ているのだ。
それでは自分のような地域の葬儀社はどうなるのだろうか。
孫子の行軍篇は、戦いの場においての戦術的な敵情判断と地形判断について述べているのだが
解釈によっては小さい会社が厳しい経営環境を生き抜く術のように受け止められる。
およそ軍は高きを好んで 下(ひく)きをにくみ 陽を貴んで 陰(いん)をいやしむ
軍の配置行動は、高所を選んで低地を避け、明るい所をよしとし暗いところはやめるべき
それはそうだろう、と当たり前に思うが、
これをマーケティングとして考えてみると、事業の展開先を考えさせられるようになる。
葬儀を取り巻く供養産業の「高い」ところはどこだろう。
これから「明るく」広がっていくことは何だろう。
空を見上げれば、目にもとまらぬ弾丸が飛び交う「空中戦」。
すぐ背後には巨大な軍隊が迫ってきている「地上戦」。
地域の葬儀社の戦うところをしっかり見つけておくときだ。
株式会社ヨコカワ 横川英士
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