【社長blog188】終身の計は人を樹うるに如くはなし…葬儀専門学校の生徒たちと

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とある縁があって、葬儀の専門学校の意見交換会に参加してきた。

卒業間近に控えた学生が、前期のまとめとして葬祭業界の調査し、10年後の将来を想像しながら課題解決のために学んだことを発表しながら、実際の葬儀会社の方と情報交換をするのが目的だった。

不人気、不規則、不定期のこの業界(花安グループ社長談)にあえて飛込み、かつ事前にアカデミックに学んでおこうという、我々にとっては天使のような希少な学生さんたち…彼らの役に立つならこの体、喜んで献身させて頂きます。そのような気持ちで参席させて頂きました。と言いつつ連立のこの暑さ。出かけるのも命がけ。ZOOMにも対応している、ということなので甘えさせて頂きオンラインで参席です。(献身…は次回にコンティニュー)

さて、前半は学生さんたちによる発表。正直、テクニカルなことを指導する専門学校だと思っていたのだが、意外(といったら失礼)とマーケティングの観点から、しっかりとプレゼンできており、この業界30年の自分にとっても彼らから学ぶことが多かった時間となる。
と同時に将来に渡ってキャリアアップを積み、永くこの業界で活躍できる人材を育てようとする学校側の意図も伝わり、求人を受け入れる葬儀社にとってはとても心強くありがたい想いが湧いてくる知見となった。

この「人材」づくりで思いだすのが、古代中国の菅子の有名な言葉。
一年の計は穀(こく)を樹(う)うるに如(し)くはなく、
十年の計は木を樹うるに如くはなく、
終身の計は人を樹うるに如くはなし
※1年先だけ収果を得たいのなら種をまけば済む
10年間続けたいなら木を植える
100年未来を考えるなら人を育てる

学校に就学を希望した理由は、
身内の葬式で感動し、この仕事の携わりたい
と思ったからだと彼らは言う。
そんなマジメな若い人材が、家族を喪った遺族を支えて、日本の葬儀業界を担ってくれることになってくれれば、まさに万灯照国、日本の未来は明るくなる。

そんな学生をしっかり教育し、社会で活躍させようとする学校側の意思が伝わる貴重な機会となった。
実際に現場で葬儀を請負う我々は、学生や学校が失望しないように、誇りと責任をもってこの仕事に従事しなければならない。
社内環境を整え、この仕事に携わりたいと志した人材が活躍できようにするのが、地域の葬儀社の責務だと痛感した時間となった。

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