今では地域の葬儀社がお客様に向かってイベントを催し、
景品を配ったり、旅行やレクレーションに招待するのは当たり前になった。
営業がしにくい葬儀社のわずかな宣伝告知なのだが、
ご存知のとおり、葬儀は人が亡くならないと発生しない仕事なので
すぐに成果、つまり売上に結びつくことはない。
つまりイベントに関わる経費や手間は全て持ち出しだ。
しかしお客様にとっては楽しく、喜ばしいことで反響はいい。
ゆえにイベントは継続し、かつまた拡大し続けることになる。
そして今やイベント疲れになっている地域の葬儀社も多い。
自分の会社も今月、多くの催しを予定しているが、
そこである警告を思いだした。
愛民は 煩(わずら)わされる
孫子が言うリーダーが陥りやすい5点の一つ。
思いやりや温情をかけ過ぎると、情にほだされ、手に負えなくなる、という意味で
解釈する人の立場によって「民」を当てはめてみるといい。
たとえば経営者だったら「従業員」。
政治家だったら「市民」。
そして会社だったら「お客様」となる。
企業にとって顧客は大切だが
喜ばせるだけではボランティアになってしまう。
イベントや催し物のなかに会社のカラーを、
もっとカッコよく言うならコンセプトを伝えなければ、
成果へ結びついていかない。
言い方が悪く聞こえるが、
そのことを腹にいれた、お客様との駆け引きが、必要となってくる。
残念ながら「いい人」「いい会社」だけでは経営はやっていけないのも事実である。
株式会社ヨコカワ 横川英士
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