コロナの感染で亡くなった方の葬儀の依頼を請けるか…
葬儀社によって判断はまちまちだ。
ある知合いの葬儀社へ感染の疑いがある方が亡くなったと、連絡がはいった。
社長は覚悟を決めて「誰か出動してくれ」と社内に声をかけたが、手をあげる者はいなかった。
仕方がなく社長自身が病院へ向かったという。
「みんな怖がって向かいたがらないんだよ…」
と社長はボヤいていた。社員が30人はいる葬儀社なのにだ。
別の知合いの葬儀社では、社長が感染された方の搬送を承るかどうか逡巡していたら、
「お客様からの依頼を断るわけいかないでしょう!」と社員たちから声があがったという。
そして感染対策を徹底したチームを編成し、現在では1日に数件、対応している。
「こっちが驚くくらい積極的に取り組んでくれているんだよ」
と社長はツブやいていた。社員10人にも満たない小さな葬儀社なのにだ。
この違いは何なのだろうか。
前社の会社は知らないが、後者の会社では普段から「グリーフワーク」を理念の柱に掲げ、
お客様第一を徹底していた。
コロナ感染で亡くなった方の遺族は、故人に触れることも葬儀もあげることもできす、
そして周囲の風評に怯えながら、喪失の悲しみを堪えているしかない。
そんなお客様を放っておけることはできない!…という気持ちが
感染への恐怖に勝っているのかもしれない。
感染症の実体も昨年よりは分かってきて、
亡くなった方への対処方法もかなりわかりやすくなってきた。
すでに当社へも「感染症で亡くなったときはどうすればよろしいのですか」
という会員様からお問合せを頂いている。
わが社としてもここは覚悟を決めて、万が一のときは承ろうと社内にふれた。
もちろん社員の安全を全うするのも会社の義務なので
感染対策は万全にし、リスクを避けて対応するようにマニュアルも作り込んだ。
もしかしたら社員から反対されるかと心配していたが
みな素直に受け止めてくれたのでホッとしている。
株式会社ヨコカワ 代表取締役 横川英士
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