本日、当社は厚労省が認める「ユースエール企業」となり、その認定式が催されました。
そもそもユースエール認定企業とは・・・
「若者雇用促進法に基づく認定制度」とも呼ばれており、若者の採用活動や育成活動を積極的に実施し、雇用の状況が優良であると認められる中小企業に対して厚生労働省が認定を行うものです。若者(ユース)を応援する(エール)企業という由来から、ユースエールという名前がつけられる。ユースエール認定企業の特長は
1 残業が少ない
2 休暇がとりやすい
3 離職率が低い
4 若者を積極的に採用
5 若者の育成に熱心
6 子育てがしやすい ・・・など
ということです。とどのつまり「若い人が働きやすいホワイトカラー会社」として国から承認されたということでしょうか。
埼玉県内には26万所を超える事業所(会社)がありますが、このユースエールの認定を受けているのは当社で48事業所しかありません(令和8年6月現在)。しかも行田、熊谷、本庄を網羅する埼玉北部のハローワーク管轄内で認定を受けたのは当社が初めてで、しかも葬祭業は唯一だそうです。全国に見渡しても葬儀会社で認定されているのは僅かでしかなく、いかに希少なのかが分かります。
さてはお前、認定されようと随分頑張ったんじゃないのと思われるかもしれませんが、
まったくそんな欲(目標?)はまったくなく、
社員たちが働きやすい環境を整えていたら若い人が入社してきて、
若い人が定着してもらうための仕組みに取り組んでいるうちに新卒もとれるようになったので、
「あれ?これユースエール認定の条件そろっているんじゃね?」と気づいた・・・ということで申請にこぎつたのが実情です。
ちなみに「お通夜への残業」「突然の出勤要請」「反対に突然の休日要請」が日常化している葬儀業界で月の残業平均が5時間、完全週休2日制、有給休暇所得15日以上という驚異の実績を達成。
さらにリクナビやインディードといった求人広告代理店を利用せず、続けての新卒入社を実現。つまり新卒一人獲得に100万円かかる市場で「無料で」獲得。
さらにたまたま出産のタイミングが合った男性社員がいたので育休を取得できた(・・・男性でも長期休暇がとれる社内環境が完成されていた)という事実結果でありました。
入社後も
1)毎月の住宅手当の支給(居住のアパートの家賃補助)
2)毎月の食事手当の支給(飲食店やコンビニで利用できるチケットの配給)
3)フレックスタイム制度の導入(自分の都合による出退勤の調整)
4)資格取得のための研修教材費及び試験費用の全額負担
5)資格取得後は手当として毎月の支給
といった福利厚生やキャリアアップの待遇を厚くしたこと。
さらにこの業界では当然だった「宿直(会社の泊まり込み)」や「女性の遺体搬送業務(力仕事)」を取り扱いせず、負担や負荷を減らす。
そんな「働く社員のため」とやったことがいつの間にか「ユースエール認定」の条件に達していた・・・ということです。
そんなビギナーズラックのような成果でしたので少々遠慮がちでしたが、本日は厚労省の埼玉労働局からはじめハローワーク行田からも多数の方が見えて認定式を挙行して頂いたので謹んで受けさせて頂きました。

今思えば「社員のため」、つまり求職者が求めることに誠意をもって伝えることが結果につながったのではないか、ということがこれに先立つ「合同企業説明会」でも見られました。
それは6月8日、近隣の高校生を対象にした地元の企業説明会に出展させて頂いたこと。
当日は40社の事業所が50名の求職希望の高校生を迎える予定でした。
同席する企業は地元でも大手企業、または若者に人気の職種。しかも会場は3ケ所、階下と階上に隔てられ、当社は一番小さい部屋をあてがわれました。
これでは零細で葬儀という地味な当社では目立つことも関心を寄せてもらうことはできない、そこで孫子の兵法。不利な状況を打破し有利に転換させるに奇策を講ずる。
その名も「入棺体験」!
実際の棺を会場に搬入し、高校生たちに寝てもらおうという合同説明会ではありえない展示方法!
棺を見たハローワークの職員の方たちの唖然とした表情が忘れられない。
そんなことを気にせず、この仕事に誇りと責任をもつ現役社員たちは笑顔で高校生を出迎えます。

結果は奇策は功を成し、棺を見た女子高生が黄色い声をあげながら棺の中で横になること続出。
お友達にお別れの花を入れてもらい蓋をしてもらうという「仮死体験」をしてもらいました。
いやあ~お嬢さんさたち、初体験おめでとうございます。

この噂を聞きつけた階下の大きいホールにいた高校生たちが興味を抱いてこぞって上がってくるというハプニングも発生。これにより予定していなかった葬儀という仕事に触れることで就職先の選択肢が広がったという評判を頂いた。
結果的には求職者の訪れが皆無の参加会社もあるなか、当社には立ち寄る方も多く初めての合同説明会は上々の出来だった。これには主催した雇用対策協議会やハローワークの方たちも驚いていた。
野球でいえば、今まで聞いたこともない草野球チームがプロのチームを破って優勝したときのアパッチ野球軍になった気分でした。

正直に申し上げると、当社は大手のように大勢の新卒者を希望していない。
同業者には今年も新卒が何人入った、内定で何十人いるという声をあげる者もいる。
しかし大事なのは何人入社したかではなく、何人残っているかだろう。
せっかくこの仕事に興味をもち、希望を持って入社した若い方たたちが、
会員のノルマや売上至上主義の方針のために失望し去っていくのをたくさん知っている。
人手不足のなか、求人には広告や人材紹介業者に頼るしかなく、そこで数百万円のコストが発生している。それを回収をするために、家族を喪った遺族の足元を見て高額なオプションや素人には理解できない商品名を付けて収益を図る。そんな環境で「遺族のために役立ちたい」とこの仕事に就くことを志した若者は心を挫いて離れていく。そして会社はまた求人広告をだすためコストが釣りあがっていく・・・という悪循環。こうしている間にも葬儀という仕事に関心がある若い人を喪っていく悔しさがあります。
ちなみに来月開催される埼玉県内の高校生を対象にした合同企業説明会にも当社、株式会社ヨコカワは出展することになりました。
200社ちかくの県内事業所と1500人の高校生が集う大きなイベントです。
葬儀という仕事が少し気になっている方は「興味程度」でも結構なので立ち寄って頂ください。悲しみにある人を支える仕事のやりがい、そして仕事を介して感謝される喜びを伝えさせて頂きます。
2026年7月10日(金)10:30~16:30 大宮ソニックシティ
主催 ハローワーク 埼玉県 埼玉県教育委員会
運営 埼玉新聞社


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