【社長コラム155】その徳を聿修す ~お盆を迎える、見送る~

今年もお盆の季節がやってきた。今日からお墓参りをしたり仏壇に丁重にお供えしたり供養に勤しんでいる家庭も多いことでしょう。手を合わせれば、喪った寂しさと向き合いながら今、自分が生きていることへの感謝の気持ちが湧いてくる方も多いはずだ。お盆には...

【社長コラム154】人がやらない仕事をすることは、尊いことだ ~葬儀会社社長の父の言葉~

同業の社長さんのご尊父様がお亡くなり、葬儀に参列するため 谷塚斎場 へ行ってきた。公営の火葬場が充実している埼玉北部の葬儀屋にとって、民営の火葬場で複数の葬儀場も併設しているのを見るは珍しかった。まるでコテージのように敷地内にいくつもある式...

【社長コラム153】利を追うときは義を思え ~郵政の保険営業をみて~

郵政の強引な保険勧誘の問題。原因は過剰なノルマだという。会社として利を追うのは当然だが、顧客の信を裏切ることは許されない。孔子も言う。利を追うときは義を思え葬儀業界でも、家族を喪い、冷静な判断が難しいなか、葬儀への無知をいいことに、あれもこ...

【社長コラム152】やむにやまれぬ大和魂 ~絢爛なウイーンの中での日本~

今日は新国立美術館で開催されている ウィーン・モダン展に行ってきた。美術展というより、19世紀末のオーストリアの歴史展といった内容だった。街並みの発展ともに 煌びやか開いた文化、芸術。絵画や工芸品の他、当時の記録写真も多く展示されていた。そ...

【社長コラム151】お客様を教育していく ~スタンダードをつくる~

家族が亡くなれば、自宅へ連れて帰って、親戚、近所、会社関係に訃報を伝える。葬儀では、ご近所のお手伝いを頂きながら、お通夜と告別式を行う。会場には各方面から送ってもらった供花が並び、大きな白木の輿と、波打つようなデザインの生花が載った祭壇前に...

【社長コラム150】基本理念は、見つけ出すしかない

以前、経営のセミナーで「ミッションステートメントを書きだして下さい」と言われたことがあった。経営をやっていくうえで、羅針盤となる経営理念、方針、ビジョン、クレド・・・似ているようで、意味は微妙に違うので時々整理しておかないと、混乱してしまう...

【社長コラム149】怨みを報いるに徳を以てす ~近所トラブル~

近所同士がトラブッていることを目の当たりにした。人と人が生活しているうえで、摩擦やストレスは付き物なのだが、当の本人たちはきっと大変なんだろうな、と気の毒に思う。目を外に向けると、日本と韓国の関係が非常に悪くなっている。同じ東アジアの国とし...

【社長コラム148】機械ある者は、必ず機事あり ~ガラケー哀歌~

先日あるショップで買い物したら、会計で「当店のアプリをダウンロード下されば〇千円割引します」と言われたので、それならと携帯を差し出すと、とたんに店員は、おしっこを漏らした子供のような悲しい表情をした。自分は未だフューチャーフォン、いわゆるガ...

【社長コラム147】狡兎三窟 ~スペアはあったほうがいいが…~

今日、思いがけず転倒してしまった。おかげでスラックスの膝先が破れてしまった。上下セットのスーツなので、自然、上着も着ることができなくなってしまった。上着はまったく汚れもないのに、実にもったいないことした。これで思いだしたのが、量販店の紳士服...

【社長コラム146】迂を以て、直となす ~墓地の選び方~

今日突然、霊園業者が来た。キャンセルされた1区画を特別価格で販売するので、お客を紹介してほしい、という。話を伺うと、その物件は、自分の墓として購入していた方の区画だった。5年後の現在、ご本人がお亡くなったが、残された家族はその霊園に埋葬する...