【社長コラム103】行き先があって行き方が決まる

仕事をやっていると、十中八九はこちらの思いどおりにいかない。そのたびイライラしたり、へこんだりする。さらに、目の前の忙しさに追われてくると、不遜な気持ちが積もり重なってくる。そんな時は、始めに興したときの目的を忘れてしまっていることを、あと...

【社長コラム102】善の善なるものにあらず~本当のビジネスの勝利~

昨夜、葬儀のご依頼があった。そのお客様からお葬式のご指名を頂くのは6度目だった。その方のご家族のほか、ご兄弟やその親族まで、ご不幸のたびに当社をご指名頂いている。続く身内のご不幸に、お悔やみを申し上げるとともに、当社への高い信頼に、改めて襟...

【社長コラム101】 その疾きこと、風のごとく~変化に強い会社になる~

孫子の兵法、といえば最も有名なのが「風林火山」のこの下り。子供でも知っているので、全文は省くが、ここで言わんとしていることは、変化への素早い対応ができる強い組織にせよ、ということ。変化の激しい時代、状況により想定外のことが多分に起こる。活機...

【社長コラム】令 素より行われ、衆と、あい得るなり

いよいよ明日から元号が変わる。ときどき大晦日のカウントダウンように時間を刻む声も聞こえてくる。まるでお正月が2度来たみたいだ。令和、という言葉は、万葉集の歌からとって『人々が美しく心寄せ合う中で文化は花開く』という思いが込められているようだ...

【社長コラム】君、君たらざれば、臣、臣たらず

春の陽気と重なり、世は10連休と改元で少し浮足だっているようなムードだ。そんななかでも葬儀社に休みはなく、当社も毎日、お葬式とイベントで社員が出勤している。人手不足でどの経営者も嘆いているなか、こんな小さい会社なのに、自分は本当に恵まれてい...

【社長コラム】色は五にすぎるも 五色の変はあげてみるべからず

葬儀の仕事で最も気をつける点は、「慣れ」だと注意している。目の前にご遺体があっても、恐れを忘れてしまう。涙する遺族を見ても、心を揺さぶれることもない。これは、経験が豊富なベテラン社員ほど、陥ちいりやすくなる。とにかく、滞りなく、無事に葬儀を...

【社長コラム】尊敬まで達する、お客様との絶対的な関係を築け

今日の夕方、60代くらいの女性が葬儀のカタログがほしい、と会社に訪れた。葬儀のカタチも様々であり、カタログも多数あるのでどのような葬儀を希望しているのか、伺おうと着座を薦めたところ、少し戸惑いまがら店内へ入ってくれた。少人数の家族葬を希望し...

【社長コラム】人というものは、言うことを信じないで行動を信じる

西郷南洲遺訓は上に立つものと部下との信頼関係づくりについて語っている。 信頼を部下から得るのは難しい。 それは人というものは、言うことを信じないで行動を信じるからだ。 また、行動をだけではなく、心を信じるからだ。理屈を並べるのではなく、実績...

【社長コラム】令するに文をもってし 斉うるに武をもってす

統一地方選の活動も最終日となり街宣車の声が街に響き渡る。商店街に会社があるので、ときどき候補者が近所で街頭演説をすると自然と方針や目標が耳に入ってくる。政治方針の是非はともかく、より具体性がある演説のほうがより記憶に残ることがわかる。振り返...

【社長コラム】将、弱くして厳ならず。教道、明らかにならず

従業員も少しづつ増えると管理する立場の者の役割と責任も増える。そして、己の力量の無さ、器の小ささに痛感することも増える。孫子のこの言葉が耳に痛い。将、弱くして厳ならず教道、明らかにならずこれを乱という・・・将たる者が意志薄弱で、厳しくなれず...